私が住んでるこの地域、夏は体感気温40℃とかサラっといきます。
ここの、夏の昼過ぎ~夜8時は、暑すぎて普通にデンジャラス。真夏の太陽、顔出しすぎ、出しゃばりすぎ。もうちょっと控えめでお願いします、って毎日お願いしてるのに聞く耳持たないのね、太陽SUN。
そんな地球温暖化の最前線を行くアメリカ!に住んでいるので、こんな40代のおばちゃんでも短いショートパンツを履きます。
と、前置きをしたうえで・・・
私、日ごろトップスやドレスを作ることが多いのですが、自分のボトムスはあまり作りません。普通にお店で買うデニムショートパンツがここ20年の、私の夏の定番なんですが、数年前に買ったデニムショートたち・・・最近の高度成長期の私に追い付けていないようです。まったく、もう!
そこで、
- しわにならない柔らかいニット素材で、
- ボタンやジッパーなしの履きやすさを考慮し、
- 毎日洗えるようにたくさん作ることを目標に、
- 短すぎず長すぎない、自分の体形・身長に合う形にしたうえで、
- Tシャツに合わせやすいデザイン、カジュアル感を重視した、
- でも、パジャマと思われないようなカジュアル過ぎない
ショートパンツを作ろう!と思いまして。
今回は、すでに持っている型紙を少しずつ改造していきながら、あえて、型紙の作り直しをしながら、出来上がりの数を増やしていきます。出来上がりがあまりにも酷い場合は、私のパジャマになります。
グレーディングとか、型紙づくりの知識のない私がやってることなので、結果が出るまでわからない、ドキドキワクワクの作業ですよ、いつものごとく。
元に使ったのは、虎のパンツみたいなサイズに余裕のあるショートパンツの型紙。アメリカの、どこかのサイトでフリーで配られてた型紙です。

元の型紙が、にあまりにも大きいのは分かっていたので、少し小さくします。完全にカンです。タックを入れるので、前部分は少し大きめに。
ポケット付けよ~。ベルト部分はまだサイズが確定しないので、あとから作ります。
キレイな感じにしたいな~という期待を込めてフラットフロント。



ポケットも付けます。携帯が入るように、深めに。
デニムパンツだと、お尻側にポケット付いてるのがいいんですが、今回は柔らかい生地なので、お尻に重い携帯入れない方がいいかな、と思って。
黒の生地を使っているにも関わらず、面倒くさいという理由だけでロックミシンの糸(しかも白!)を変えずに行きます。大丈夫、糸が見えて恥ずかしい思いをするのは自分なんで全然平気。度胸あるから。
案の定、ちらりと見える白い糸。でも、大丈夫。私にはトップスティッチという武器がある。股上、股下、サイド、裾、すべてにトップスティッチかけました。トップスティッチをかけたら、直線感が出て、なんか、“ちゃんとした感”がでて、感心しましたよ。



ベルト部分を縫い付けます。これは内側に行きます。
ベルト部分、後ろだけにゴムを通します。前はフラットフロントにするために折り曲げて縫い留めるだけで、ゴムは通さず。





何が難しいって、写真撮るのが一番難しかったです。どの角度も、実物とちょっと違う見え方。しかも、黒だから、写真でなくても細部が見えにくいという。
- 全体的に、もっと細くしたい。すっきり感もっと出したい。
- 特に後ろのゴム部分、ワサワサなりすぎ。
- ポケットのスタート位置はもっと真ん中に近いところから始める。
- タックの部分が厚くなりすぎ。前から見た感じOKだけど、着るときにすっきり感がない。
- ベルト部分は伸びない布帛の方がいい?
- 着たときにポケット部分に結構負担がかかっているようにみえるので、ポケットは布帛がいい?
- ポケットの部分だけ違う生地で作ったら多分かわいい。
- 普通の日、子供の世話するのがメインの日にはもってこい。
これを作った次の日から、「あ~洗濯だしちゃってないな~、もっとあったらいいのに~」と思ったので、もっと作ります。次回は上記の反省を反映させた、灼熱ショートパンツ2.0を作ります。