朝起きて、食べて、動いて、食べて、寝て、また起きる。
普段の生活はメトロノームのような単調でつまらないものだと思う。誕生日、ホリデーシーズン、夏休み、「年に一度の特別イベント!」と言いつつも、結局振り返ったら去年もあったし、考えたら来年もまたある。正直、クリスマスも飽きてきた。ジーザスと共に人生を歩んでこなかったゆえに、「ジーザスぅ~、誕生日、マジおめでとぉ~!2024回目だよね~♡メリクリ~♡」という感覚がどうしてもわかない。ツリーや飾りを出して、プレゼントを買い、同じテーマソングを何度も何度も聞き、びりびりに破かれた包装紙とギフトが入っていた箱をリサイクルに出す。それ、去年もやったし。
たまに、結婚したり離婚したり、子供が生まれたり、ペットが増えたり、ワクワクするようなイベントも人生の随所で用意されているが、それでも、基本的にはやはり、テンポ65のアンダンテ人生、よく言ってテンポ84のモデラート人生だ。
そんな単調な日々をほんの少しアップグレードする方法がある。
ちょこっとだけ、大好きな何かをする。
これだ。これしかない。単調な日々にちょこっとだけ組み込むのがコツだ。テンポ65の人生に、テンポ123のアレグロの瞬間をちょっとだけ注入し、またテンポ65アンダンテに戻る、という感じである。
私は洋裁が好きだ。パン作りも好きだ。ポッドキャストやオーディオブックを聞くのも好きだ。
どれをやっていても、単調なメトロノーム生活に心地よいドラムビートが足され、少しだけ心と体に動きが出る。ポッドキャストを聞きながら、パン生地を発酵させている間に何か洋服を一つ仕上げることができた日なんかは、小室哲也が私のメトロノーム人生にフィーチャリングしてきたのかと思うほど嬉しくなる。
私は友人や見知らぬ他人が、彼らの大好きな何かを一生懸命語るのを聞くのが好きだ。私には全く興味がないジャンルでも、真剣に聞いていたのに次の日には詳細不明になるような内容でも、それぞれの“好き”を一生懸命語る人からもらうエネルギーは間違いなくプラスのエネルギーである。
昔、ロケットサイエンティストの友人が、どれだけ仕事が楽しいか、どれだけロケット設計にかかわるのが嬉しいかを語ってくれたことがある。彼以外にロケットに関わる友人はいないので、交流が全く無くなった今でも、たまに「私の友達、ロケットサイエンティストなの」と、聞かれてもない、“私の話じゃないけど私の友人すごい自慢”に使わせていただいている。彼が満面の笑みでロケットの話をしていた時の雰囲気とエネルギーは、もしかして自分も明日からロケット設計に関わっちゃうんじゃないか、と勘違いしそうなほど、聞いていて楽しかったのを覚えている。残念ながら内容は覚えていない。
そして、閃いた。
人類を宇宙に連れて行っちゃうようなレベルではなくとも、何かが大好きで、実は日常的にB’zみたいな大物がメトロノーム人生にフィーチャリングしている人たちがほかにも居るんではないか、と。愛のままに、我がままに、僕はたまに自分の大好きなことをやってるよ!という人達がいるんではないか、と。
ということで、是非、いろんな人の 好き を聞かせてほしい。趣味、という言葉は、全身全霊をかけて全力投球で好きなことをやっている、というカタイ感じがしてあまり使いたくないが、つまりは、貴方がやってて楽しいこと、好きな事を教えてほしいと思っている。好きは良いエネルギーだ。ぜひ、あなたの良いエネルギーを、B’zな瞬間を分け与えてほしい。
ということで、一般的な質問に加え、いろんな角度からの質問を考えたので、是非、ご投稿検討あれ。
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