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随筆 早起きができない

朝早く、すっきり起きれる人が心から羨ましい。

私は朝が苦手派だ。漫画でいうと、ぼさぼさの頭で「遅刻しちゃう!」と叫んだ後に、トーストを加えて走りながら登校するおっちょこちょい主人公タイプだ。さらに給食の箸を忘れ、体操服も忘れるタイプだ。

これは子供の時からそうで、小学生の時は一緒に登校しよう、と迎えに来てくれてた友達を待たせ、中学校に上がっても同じ友達を同じように待たせ、高校に入ってからは別の友達を同じように待たせていた。今考えたら、ほかの人の時間を相当無駄にしてしまっていた、と深く反省しかねない。

最近、友人にこの話をしたら、その友人は小学生の時に、NHKの朝ドラをギリギリまで観た後に走って遅刻していたと、私の上を行くレベルの事を言っていたので、早起きできない組は私だけではない。

私は高校を卒業した後に、インターネットカフェでアルバイトをしていた。24時間営業だったので、朝6時から昼1時まで、という、早起き駄目組には厳しいシフトであった。しかし、二十歳手前で体力に限界があるとは気づきもしなかった年齢だったので、毎日昼の1時から自由になれる、という魅力にひかれ、なんだかんだいって早朝シフトを2年ほど続けた。

にもかかわらず、あれから20年以上経った今でも早起きが苦手だ。あの早朝シフトの2年はなんだったのか。

毎朝すっきり起きられないどころか、寝過ごす可能性が非常に高いため、複数の目覚まし機能を駆使して、結局、かなりの確率で寝坊している。

標準装備の携帯のアラームに加え、セットした時間の30分前からアラーム・スヌーズを繰り返す携帯のアプリも使っている。そのうえ、朝日のように強い光を徐々に照らして自然に起こしてくれるウェイクアップライトも使っている。これは起きるのに少し役立っている気がするが、この人工の朝日に起こされているのか、100ドル近かった出費に対する意地で起きているのかは定かではない。

さらに、最近は寝坊するであろうという事態を想定し、前の晩から、朝食とランチの道具をカウンターに出して寝るようになった。これはナイスアイディア、私も進化したな、と思うが、早起きできるようになったわけではないので、私の起床レベルはレベル1のままだ。

もともと、私の主人は朝早く起きるタイプであった。週末でさえ、グダグダ起きれない私を横目に、朝から見せつけるかのように、シャカシャカ動くタイプであった。ところが最近は、彼も私と一緒にダラダラ早起き駄目組に堕落しつつある。

駄目だ、一緒に堕ちちゃダメなんだ!君には早く起きてもらわないと困るんだ!じゃないと、誰が私を起こすんだ!

先ほど言った、NHKの朝ドラをみて遅刻していた友人。今では子供二人のお母さんで、なんと、朝4時に起きて夕食の下ごしらえまでしてから出勤していると言っていたから、びっくり仰天だ。人は変わろうと思えば変われるものなんだ、私もグダグダ寝坊しているわけにはいかない!と、希望と野望を持って早起き組に転向しようと思ったのは半年以上前なので、やはり今でも私の起床レベルはレベル1のまま、変わっていないようである。

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